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コバに蜜ロウ&椿油
毎度のご無沙汰です(汗

今回は、コバの仕上げについてちょっと試してみたことがあるのでそのレポートを。

革の切り口(断面)を“コバ”と呼びます。
私の作る“革ビー”や財布は「ヌメ革」と呼ばれる、植物タンニンで鞣(なめ)された革を使用していますが、作品を作る際、コバをくるんだり、折り返し(ヘリ返しと呼ぶ)たりせずに、革独特の方法で処理をして仕上げています。

このコバの仕上げに、以前から試してみたかった「蜜ロウ」を使ってみました。
『蜜ロウとは、ミツバチの巣から蜂蜜をとった後に残るものに、熱と圧力を加えるか、あるいは湯で煮溶かしたりして採取される「ロウ(ワックス)」のこと』
だそうです。なるほど。

IMG_2132_s.jpg
左が今回の作品、右がこれまでの作品。
違いは一目瞭然ですね。

ここから先は「革細工」に興味のない方にはツマラナイ記事になるかもしれませんが、もし興味を持たれた方は是非お付き合いを。

私は、書籍とインターネットでの情報を頼りにほぼ独学で革細工の技法を勉強していますが、この「コバ」の仕上げ方にはずっと悩まされ続けています。

その原因は、「いくつもの方法がある」ことと、「具体的な技法についての詳細な、わかりやすい情報が少ない」ことだと思います。
とはいえ、ご自分で苦労してたどり着いた「答え」を惜しみなく公開されいる方もいらっしゃるので、そういった情報をありがたく勉強させて頂き、自分なりに取り入れてきました。

そういった情報の中の一つに、「コバの仕上げに蜜ロウを熱して溶かし込む」というものがありました。
私のバイブルとして読ませて頂いている「手縫いの真髄」と言う本には書かれていない方法(たぶん、、、)なので興味を持ったのですが、「熱して溶かし込む」ってどうやるんでしょう??


え~~、、、長くなりそうなので、チョット一息(笑)
IMG_2114_s.jpg IMG_2125_s.jpg
仕事場のある実家の庭のサクランボ。
毎年たくさんの実をつけますが、いっつもメジロにやられてます><
メジロより先に採ろうとすると甘くない。。。
ま、可愛いんで許してますがね(笑)


さて、「熱して溶かし込む」に戻ります。

まずは、蜜ロウを擦りつけてドライヤーかなんかで温めてみようと思いました。
しかし、買ってきた蜜ロウは思った以上に固く、思うようにコバにくっつきません。
仕方が無いので、木綿の布切れに小片をくるんで、ドライヤーで温めて溶け始めたところを素早く擦りつける、という方法を試しました。
確かにコバに付きますが、均一に付けるのは至難の業。
なによりも、めんどくせーーー!!し、手があちぃーーー!!で、却下!

数日、蜜ロウをにらんで、どうしたら付けやすくなるか考えました。
仕事しながらですよ!当然(笑)

思いついたのが、「椿油」!!

これと混ぜてみたらどうかな?
たしか「ラ○パー」とかいう製品も蜜ロウとなんちゃらオイルを使ってたはずだし、自分の作品にはずっと椿油を塗って仕上げてるし、なんとなく蜜ロウが柔らかくなりそうじゃないか?

ってことでやってみました。
IMG_2133_s.jpg IMG_2134_s.jpg
やってみるもんです。
最初は、椿油を少なめにして、「溶かして、混ぜて、冷やして、塩梅を見る」を数回繰り返し、良い感じに仕上がりました。

この蜜ロウ&椿油を使用して仕上げたのが冒頭の写真、左の革ビーです。

木綿の布で拭うようにして取り、コバに擦りつけてから磨きます。
ドライヤーを使わなくても、磨きの摩擦熱で十分溶け込んでいくようです。
硬さは「室温のチョコレート」か「日向に置いたクレヨン」くらいでしょうか(笑)

従来の「サンドペーパー~ふのり~サンドペーパー~ふのり(後略)」の最初のふのりを蜜ロウに変えて、仕上げまでの回数は従来通りの工程で仕上げてあるので、これだけ違いが出れば満足ですね。

ふのりオンリーでも気が済むまでやればかなり良いツヤが出るんですが、相当頑張らなくてはこうはいきません。
(当社比 笑)

ということで、実験結果に気を良くしたので、しばらくこの蜜ロウを取り入れて作品作りをしていこうかと思います。

また、気付いたことや、不具合なんかもあるようでしたら、このブログでレポートしたいと思いますのでお楽しみに!

最後までお付き合い頂きありがとうございました。




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